【博士進学を迷う女子学生へ】進んでよかったと思えた理由とは?

博士課程の生活

こんにちは、みのりです🌿

今回の記事は、博士課程への進学を考えている理系女子学生の方へお届けしたい内容です。

「博士課程に進もうか迷ってるけど、女子で行く人って少ないし…」
「結婚・出産のことを考えると不安…」
「研究が好き。でも“向いてないかも”って思ってしまう」

博士課程を考える女子の皆さんなら、一度はこんな気持ちになったことがあるのではないでしょうか?

私自身も、修士のころ博士進学を決めるまで、すごく悩みました。
でも今は、あのとき思い切って進んでよかったなと感じています。

この記事では、「女性が博士課程に進むのって不利なの?」という疑問に対して、私の実体験を交えて、博士進学のメリットや向き合い方についてお話しします。

ちなみに、博士学生ってどんな風に生活しているの?という方や、博士課程の収入や生活費が不安…という方は、以前こちらでまとめているので参考にしてみてください👇

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女子の博士進学はやっぱり少ない

理系の学部・修士って、まだまだ女子の割合が少ないですよね。
そして博士課程になると、その数はさらに減ります。

理由は一つじゃなくて…

  • ロールモデルが少なく、将来像が描きにくい
  • 社会や家族から「博士に行ってどうするの?」という空気がある
  • ライフイベントとの両立が不安
  • キャリアや収入に直結しないイメージ

…こんな背景が重なって、「進みたいけど、進めない」と感じる方が多いのだと思います。

でも、そんな中で進んでみて気づいたことがあります。
それは、「博士課程は、むしろ女性にとってこそチャンスがある場所かもしれない」ということです。


女性が博士課程に進むメリット

① 女性向けの支援制度

最近は、女性研究者を支援するための制度が増えています。

  • 女性対象の奨学金・助成金
  • 学内のキャリアサポート
  • 産休・育休中も継続できる体制づくり など

例えば、例えば、日本学術振興会の特別研究員制度でも、最近出産・育児に伴う研究再開準備支援制度が始まりました。この制度では、出産や育児で研究を中断せざるを得ない期間に研究奨励金の半額をもらうことができます。また、資生堂の「女性研究者サイエンスグラント」や、ロレアル-ユネスコの「女性科学者日本奨励賞」など、女性研究者向けの助成金制度もあります。

女子が少ないからこそ、支援制度のチャンスを活かしやすいのも事実です。
目立つことが不安なときもありますが、ポジティブな注目として受け取ってくれる人が多いと感じています。


② キャリアが中断しても戻れる強みになる

女性は、将来出産や育児、パートナーの転勤などでキャリアを中断する可能性が少なくありません。
でも、博士号があることで──

  • 研究職や教育職に復帰しやすくなる
  • 非常勤講師や研究補助など柔軟な働き方が選べる
  • 「専門性」があることで、再スタートしやすい環境を自分でつくれる

という大きな強みになります。

実際、私の周りにも、子育てがひと段落した後に研究職に戻った先輩がいます。
博士号が、“一度離れても戻れる場所”を用意してくれているのだと実感しています。

③ 希少性が高いからこそ覚えてもらいやすい

博士課程に進学する女性は、今でもやっぱり少数派。
でも、だからこそ、学会や研究会、ネットワーキングの場では目立ちやすいというメリットがあります。

  • 発表で顔を覚えてもらいやすい
  • 同分野の先生や学生に声をかけてもらえる
  • SNSやアウトリーチでも発信が届きやすい

など、“目にとまる存在になれる”というのは、思った以上にポジティブに働く場面が多いです。

コネクションがすべてではないけれど、
「覚えてもらえていること」「見てもらえる機会があること」は、それだけで大きなアドバンテージになると思います🌿


不安はある。でも、それは自然なこと

進学前、私も本当にいろいろ考えました。

  • 周りの同期は就職している
  • お給料が出ない/少ない期間がある
  • ゴールが見えなくて不安になるときもある

でも、不安があるのは当然なんです。
それは「真剣に考えている証拠」でもあると思います。

それに、博士課程に進んでからも、悩んだり落ち込んだりすることはあります。
でもそのたびに、「あのとき、進学を選んだ自分を大切にしよう」と思えるようになりました。


🤍 不安や迷いがあるのは当然。でも、それでもいい。

博士課程への進学には、もちろん迷いや不安がつきものです。

  • 「この道で合ってるのかな…」
  • 「将来ちゃんと生活できるのかな…」
  • 「私なんかが進んで大丈夫…?」

…そんなふうに考えること、私も何度もありました。

でも、そのたびに思ったのは、
“不安だからこそ、自分で納得して進むことが大事なんだ”ということでした。

誰かに決めてもらう道じゃないからこそ、
自分で選んだという事実が、あとで自分を支えてくれることがあると思っています。


おわりに|「向いてるかどうか」より、「やってみたいかどうか」で決めてほしい

博士課程は、まだまだ女子学生にとってはマイナーな選択肢かもしれません。
でも、女性にとってこそ、意味のある・自由度の高い道でもあると私は思っています。

  • 不安があっても大丈夫。
  • 「博士に行きたい」と思った気持ち、それがすでに一歩目。
  • 誰かに止められても、自分の直感を信じていい。

とはいえ、博士に進学してみて「これはちょっと…」と感じたことも正直あります。
女性ならではの難しさや、しんどさを感じた場面もゼロではありません。

今後の投稿では、メリットだけでなく、女性にとっての“リアルなデメリット”についても、今後の記事でちゃんとお伝えしていけたらと思っています。

この文章が、同じように悩んでいる誰かの背中を、そっと押せるきっかけになればうれしいです🌸
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