こんにちは、みのりです🌿
このブログではこれまで、博士課程での生活や進路、メンタルとの付き合い方について書いてきましたが、
今回は「論文の書き始め、どうしてる?」という、わりと日常的でリアルなテーマです。
私はこれまで何本か論文を書いてきましたが、
毎回一番つらいのは、「最初の一文が出てこない」ことでした。
WordファイルやTeXファイルを開いたまま1時間が経過していたり、
「とりあえずやる気出るまで調べ物しよ」と思って気づけば別のタブでXを開いていたり…。
とにかく、「白紙」に向かうのが苦手で、いつも悩んでいました。
でもそんな私でも、
「これを順番にやれば、自然にドラフトが完成していく!」という方法に出会ってからは、
かなり気持ちがラクになりました。
それが、図を先に作って→説明を書いて→背景を足すというやり方です✍️
この記事はこんな人におすすめです
- 論文を書こうとしても最初の1文が出てこない方
- 書き始めるのが怖くて、つい後回しにしてしまう方
- 毎回ドラフト作成に時間がかかりすぎて悩んでいる方
- 「とりあえず書いてみる」ができないタイプの方(←私もそうです)
- 博士課程に入って、論文執筆の“型”を知りたいと思っている方
📚 論文のメンタル面がつらい人はこちらもどうぞ:

本題|ドラフト作成、私の最速パターン
正直に言うと、私は「白紙に向かって最初の一文を書く」がいちばん苦手です。
でも、そんな私でも書き出せるようになった方法があります。
それは、**「図から書く」→「説明を書く」→「背景を足す」**という3ステップ。
論文の構成や論点が自然に整理されていくので、迷子にならず、結果的に早く完成します。
1|まず“図”を作る
何より先にやるのがこれ。
Figure(図)を先に作ってしまうことで、論文の中で何を言いたいかが明確になります。
たとえば…
- 実験フロー
- 結果のグラフ
- 仮説モデル
- ケーススタディのまとめ表
など、自分の主張の中心になる図を作ります。
これは、言い換えれば「論文のコアメッセージを視覚化する作業」。
ここができると、「何を書けばいいのか」が一気にクリアになります◎
2|図の説明を書く
図ができたら、その図の説明を書きます。
これは最終的にResultsやFigure legendのもとになる部分です。
- 図は何を示しているのか
- 読み取れる傾向や差
- どんな条件下で得られたのか
- 自分の考察や気づき
このとき、完璧な文章にこだわる必要はありません!
“口で説明するように”ざっくり書いて、あとから整えればOKです。
3|図の前に必要な説明(=背景)を足していく
最後に、図やその説明を理解してもらうための背景情報を前に足していきます。
- なぜこの研究をやったのか(Introduction)
- 図に出てくる概念・手法の説明(Method)
- 読者にとっての前提となる知識や流れ
ここまで来れば、ドラフトの骨格はかなりできています。
「どこから書けばいい?」と迷うことも少なくなります◎
おわりに|とにかく、“最初の1行”をパスしよう
論文って、「いきなり完璧に書こう」とすると、本当に動けなくなります。
私も何度も手が止まりました。
でも「図→説明→背景」という順番にしたことで、
“頭の中が整理されながら、自然にドラフトが形になる”感覚がつかめるようになりました。
最初の白紙が怖い人、
論文が重く感じてしまう人に、ぜひ試してみてほしい書き方です。
💬 この記事で紹介した書き方、もし試してみたら
「自分はこうしてるよ〜」なんて感想や工夫もぜひコメントやSNSで教えてください🫶
ではまた次の記事でお会いしましょう🌿
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